■ 外壁塗装を行うワケ
外壁塗装というと、塗り替えて美しくすることだけが目的だと思ってらっしゃいませんか？
しかし、外壁を塗り替える本来の目的は、雨風や紫外線からお住まいを守ることにあります。
外壁表面を塗膜でコーティングし、外壁への水分の浸入や紫外線によるダメージを防ぐことで、劣化を食い止めてくれているのです。
では、いつ塗り替えを行うべきなのか？
立地環境や塗料の種類、外壁材などにより異なりますが、一般的には約10年ごとが塗り替えの目安。
もしも塗装の効果が切れたまま放置してしまうと、外壁材の劣化を早めたり、最悪雨漏りに繋がってしまうおそれもあるため、気を付けなければなりません。
○外装材の保護
外壁を守るものが無くなってしまうと、雨や湿気、紫外線などによる影響を直接受けてしまうため、あっという間に劣化してしまいます。
定期的な塗り替えを行い、外壁材を長持ちさせましょう。
○機能性をプラス
防カビ・防汚・抗菌をはじめ、様々な機能性を持つ塗料が出ています。
特に遮熱・断熱性を備えた塗料は人気。
冬は熱を溜め込み、夏は熱を遮断し冷房効果を高めるため、室内環境の調整に役立ちます。
○外観を整える
劣化した外壁や屋根は、汚れやカビ・ひび割れが発生していることも。
塗装工事の際は下地の補修から行いますので、老朽化していた外観がまるで新築物件のように甦ります。
さらに、旧来の外観からイメージを一新すれば、近隣の方の目を引くような素敵な外観に様変わりするでしょう。
■ 塗料の種類
○アクリル塗料 【塗料グレード：★★☆☆☆】
アクリル系の樹脂が主成分である塗料で、高温でも変色しにくく、独特のツヤ感や滑らかさが特徴。
ただし耐用年数が短いため、定期的な塗り替えを行わなければなりません。
○ウレタン塗料 【塗料グレード：★★★☆☆】
ウレタン系の樹脂が主成分である塗料で、柔軟性・密着性に優れており、細かな箇所の塗装にも最適。
価格・耐久性・機能性のバランスが良く、「万能塗料」と言われています。
○シリコン塗装 【塗料グレード：★★★★☆】
シリコン系樹脂が主成分で、アクリル塗料やウレタン塗料に比べて耐久面・防水面に優れています。
品質とコストパフォーマンスの高さが特徴で、光沢保持率も優れているため、美しさが長持ちします。
○フッ素塗装 【塗料グレード：★★★★★】
フッ素系樹脂を主成分としており、コストは少しかかってしまいますが、それに見合った機能を持ち合わせているため耐久性も優秀。
みなさまご存知の東京スカイツリーにおける鉄骨塗装に採用される程高い評価を得ており、近年では屋根にフッ素塗料を選ばれるお住まいが増えています。
○セラミック塗装 【塗料グレード：★★★★★】
陶磁器など、焼き物の原料である「セラミック」が主成分の塗料。
耐熱性・耐候性・耐久性・防汚性といったセラミックの特徴を引き継いでおり、塗料によっては20年程の耐用年数も期待できるくらいです。
コストはかかってしまいますが、その分塗り替えの回数を減らせます。
